薬・薬の飲ませ方
薬をいただく時に
病院で診察受けた際、お薬を処方されることがあります。
与えるお薬がどんなもので、何にどうやって効くのか
聞いておくことをオススメします。
成分や細かいことまで知る必要はありませんが
最低限『名前・効能・保管方法』くらいはしっかり把握しておきましょう。
診察時に聞き忘れた場合、受付でいただく際に聞くこともできます。
また、お薬は量・投薬回数などがしっかり決められています。
守らないと症状を悪化させたりすることもあるので注意してください。
薬の飲ませ方
■ハムスターに負担をかけない方法
お薬はハムスターにとって苦いものが多いです。
(中には先生が甘くしてくれるもの・もともと甘いものもあります)
自分から進んで口にしてくれるのが一番助かります。
ハムスター・飼い主双方にストレスなく投薬することができます。
●注射ポンプ(シリンジ)から直接舐めてもらう
●スプーンから直接舐めてもらう
ことが出来ない場合
食べ物などに混ぜて与えると口をつけてくれる場合があります。
●ヨーグルトに混ぜる
●はちみつ水に混ぜる
●豆腐に混ぜる
●乾燥フルーツに混ぜる
●ヒマ種・カボ種を粉にしたものに混ぜる
とにかく、普段ハムスターが好んで食べるものに混ぜて与えてみます。
以下、試してみて有効だった市販品を紹介します
●ビタシロップに混ぜる
●フォーミュラー3に混ぜる
●ペット用ミルクに混ぜる(人間用牛乳は不可!)
●療法食に混ぜる
●スタミノンに混ぜる
下にいけばいくほど口を使ってくれたものです。
食事などに混ぜて与える場合、一度頬袋に詰めてしまう恐れがあります。
その後吐き出したりするなど決められた量のお薬を
しっかり投薬できない恐れもあります。
緊急を要する場合・自分からはさっぱり口を使ってくれない場合等
ハムスター任せにしてはおれない場合は、強制的に投薬するしかありません。
「お薬飲んでくれない」と悩んで全く投薬できていない場合
症状を悪化させるだけになってしまいます。
■しっかり投薬させる方法
保定した上で、注射ポンプ(シリンジ)にて口の中に強制的に流し込みます。
≫保定の方法(基本的なやり方)
≫我が家の投薬風景
≫内服薬を飲ませる方法(K's Pet Clinicさま)
≫【動画】治療中(こばつんのサイトさま)
≫【動画】薬の飲ませ方(ちゃるるぅむさま)
「強制的」ですのでハムスターにはストレスを与えます。
また多目の量を一気に流し込むと、のどを詰まらせる恐れがあります。
飲み込んだら次、飲み込んだら次、と少量ずつ飲ませて下さい。
(できれば0.1,0.2ccくらいずつがベターです)
しかし確実に薬を体内に取り込めることができます。
投薬後、タネ類・フルーツ・スタミノンなどハムスターが喜ぶものを
与えてあげると気晴らしになるかもしれません。
薬
病院で処方されたお薬を紹介します。
(症状により処方されるお薬は違います。参考程度と捉えてください)
タリビッド点眼液(写真右)
■使用症状:結膜炎(+膿瘍)
結膜炎・目の周囲の傷消毒用に使用しました。
使用期限の長いものをいただいたので、後々目やに出たときにも使用する。
■使用方法:保定した上で目に一滴落とす。目をつぶった上から落としても
保定を少し緩めてハムスターが目を開けると、じわっと目を覆います。
■購入額:1600円
≫オフロキサシン(タリビッド点眼液)
抗生剤(写真左)
■使用症状:・ギョウチュウ(軟便)・血尿(腎臓疾患)・肝臓疾患・結膜炎(+膿瘍)・欠け歯・ハゲ・肺炎・腫瘍
細菌感染を防ぐ・抑える為色んな症状で処方されました。
白っぽい液・ピンク色の液など症状によりいただいた薬は違います。
苦いもの・甘いもの(甘くしてあるもの)と味も違うようです。
■使用方法:注射ポンプ(シリンジ)から与える。
ヨーグルトや市販栄養サプリ・すりおろした果物などに混ぜて
自分から口にしてくれると投薬のストレスも少なくて済みます。
1日1回・1日2回など薬により投薬回数は異なる。
残ったからといって保管して使わないように。
必要な場合は新しい抗生剤を処方してもらってください。
■購入額:500〜700円(1週間分)
≫抗生剤 あなたが知っておくべきこと
利尿剤(写真なし)
■使用症状:肺炎
肺に溜まった水(肺水腫)を減らすために使用。
同様に腹水でも使用される。
■使用方法:抗生剤と同じ
■購入額:500円(1週間分)
≫利尿剤の目次と解説
代替医療・サプリメント
病院で処方・市販品で試したものです。
投与したからといって、絶対完治するものではありません。
あくまで症状に効果的なもの、と判断してください。
トランスファーファクター
■使用症状:肝臓疾患・肺炎・腫瘍・糖尿病
免疫力を高めるサプリです。
直接病状に効くわけでなく、体の免疫力を高めることで
病気を予防したり症状を悪化させにくくするものです。
ウチでは毎日与えているサプリです。
■使用方法:1カプセルを15日分に分けて与える。
人間用耳掻き一杯分を、ヨーグルトや療法食に混ぜて与える(1日1回)
写真左はカプセルを水で溶かしたもの。
1日3滴(3回に分けて)投与するのだが、要冷蔵保管で3日しか持たない。
粉のまま使用したほうが持ちがよい。
とっても苦い。
■購入額:210円(1カプセル=15日分)
≫トランスファーファクタープラス
Dフラクション(写真左:カプセル開封後)
■使用症状:腫瘍・糖尿病
β―グルカンが免疫力を高める働きをします。
腫瘍抑制(腫瘍に栄養を運びにくく)する効果があるとされています。
(舞茸の漢方薬)
■使用方法:トランスファーファクターと同じく
人間用耳掻き一杯分を、ヨーグルトや療法食に混ぜて与える(1日1回)
■購入額:300円(1カプセル=15日分)
≫処方されたのと同じDフラクション(カプセル)
≫犬猫用Dフラクション(液体)
オオアザミ(写真右:カプセル開封後)
■使用症状:肝臓疾患・糖尿病
シマリンに肝機能障害を改善する働きがある。
老化やガンなどの原因にもなる活性酸素も抑える働きがある。
副作用として血糖値を下げる薬の効果を強めるそうです。
■使用方法:トランスファーファクターと同じく
人間用耳掻き一杯分を、ヨーグルトや療法食に混ぜて与える(1日1回)
■購入額:500円(1カプセル=15日分)
≫オオアザミ投薬
栄養補助食品
病院で処方・市販品で試したものです。
a/d缶(ヒルズ)
■食欲不振時の療法食
お薬混ぜて与えたり
液状にして強制給餌に使用しました。
■購入額:280円
≫a/d缶
w/d缶(ヒルズ)
■糖尿病用の療法食
お薬を混ぜて与えています。
ペレットの副食として使用しています。
■購入額:190円
≫w/d缶
アイソカル
■食欲不振時の高濃度液状栄養食
a/d缶すら受け付けなくなった際に使用。とっても甘いのでハムスターは口にしやすい。保存料も含まないので開封後は冷蔵保管で24時間以内に使い切る。小分けして冷凍しておくとよい。
a/dやペレット・果物などと混ぜてダックスープを作って冷凍してもよい。
■購入額:350円
≫アイソカル
協和アガリクス茸サメ軟骨パウダー
免疫機能をサポートし、腫瘍細胞への抵抗力を高める効果があります。
一包み(5g)で約2週間分です。
新生血管形成への影響が考えられる為、成長期・妊娠期・怪我・手術後には与えないで下さい。
■購入額:2100円
≫アガリクス茸サメ軟骨5gX10包(犬猫用)
≫アガリーペットサメ軟骨(小分け1g×1包み)
スタミノン
栄養強化食品(拒食症・毛づやが悪い時に効果があるとされています)
とっても甘い?ためかなり食いつきのよいねっとりしたフードです。
食べすぎによる害はないそうですが、与える量はほんのちょっぴりでOKです。
苦い薬に混ぜて与えると、比較的嫌がらずに口にしてくれます。
ハムスターには量が多いので、賞味期限の長いものを購入することオススメします(最低でも1年以上は欲しい)
一般のペット店ではなかなか入手がしづらいです(取り寄せになる)
≫スタミノン(スタミノール)
アリメペット
乳酸菌のおやつです。1日1個あげてました。
甘いので食いつきはいい方です(無糖ではありません)
市販の人間用無糖ヨーグルトでも整腸できます。
(与えすぎに注意しましょう)
≫アリメペット・ミニ (10g)・・写真右:約20粒
≫アリメペット(50g)・・写真左:約100粒
≫アリメペット業務用(300g)・・約600粒
フォーミュラー3
インコ・オウム類用高栄養パウダーフード。
白湯で溶いて流動食に、ゼリー・ペットミルク・すりおろした果物などと混ぜて
団子にすることもできます。
≫フォーミュラー3
ビタシロップ
栄養補強シロップ。
甘いので液体のままでも口にしやすいです。高野豆腐に染み込ませたり、ペレット団子に混ぜたりと色々使えます。
≫ビタシロップ
ベビーミルク
乳糖調整済みなので下痢を引き起こしません。
白湯で溶いてミルクに、団子に混ぜたりペレットにふりかけたりと何かと便利な粉ミルクです。
≫小動物.小鳥専用ベビーミルク
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