春・秋の注意
冬〜春へ
■温度管理に注意
真冬の寒さが続く間は、しっかり対策しておいてください。
また寒い日が続くと温度管理に敏感になれるのでいいのですが
一番危険なのが『温度変化』です。
ちょっと暖かくなってきた頃、真冬の寒さ対策を減らしていきます。
特に日中は20℃超える日があると、かなり暖かく感じますよね。
しかし、深夜・早朝の気温・室温もしっかり頭に入れてください。
日中は暖かくなっても、朝・晩は冷え込む時もあるはずです。
また天気によってもかなり左右されると思います。
深夜、早朝の『極寒期対策』のまま、暖かい日中を過ごさせていませんか?
日中が暖かいからといって、深夜・早朝も『寒さ対策』止めていませんか?
暖かくなると飼い主の温度管理に油断が生じる時期でもあります。
暑さ、寒さが続くのもハムスターにとってかなりの負担になりますが
昼・夜で10℃ほど変わる急激な温度変化も同じように負担になるのです。
温度計や天気予報などでしっかりチェックしておいて下さい。
■食事
特に普段と変える必要はありませんが、暖かくなってくるとダイエット時期です。
太りすぎている場合は過ごしやすい春の間にちょっとダイエットしましょう。
また、たんぽぽ・菜の花・クローバーなど野草が芽生えてくる時期です。
もちろん自生しているものを与えても良いのですが
・踏みつけられたり、犬猫の糞尿がかかっていなさそうな所に生えているものを摘む
・排気ガス、農薬などに汚染されている場合があるのでしっかり洗う
・食べさせすぎない
ことに注意してください。
春〜夏へ
■温度管理
気温・室温は比較的安定してくる時期です。
この時期は温度よりも湿度に気を配る必要があります。
ハムスターが快適に過ごせる湿度は40〜60%と言われています。
梅雨の時期、雨が続くと部屋の湿度は60%以上になってしまいます。
湿度が高くなると何がいけないのか?
・皮膚病からハゲになります
・エサが腐りやすくなります
特に水槽や衣装ケースに住んでいて、住み家がプラスティック製のものだと
かなり多湿になってしまいます。
プチレットというプラスティック製のトイレを住み家に使っており
結露から多湿になり、手足がハゲてしまったことがあります。
(撤去したらハゲは治りました)
■梅雨の湿度対策
【絶対に注意すること】
・住み家の近くに湿度計を置いてチェックする
・掃除はこまめに行う
(トイレ、巣材の交換は毎日行う)
・窓際に住居を置かない
(ガラスが結露するので多湿になりがちです)
・住み家の通気性を良くする
(フタを外したり不要なおもちゃなどを撤去する)
・床材を減らす
・ハムスターの住み家のある部屋で洗濯物を乾かさない
(乾かすなら除湿機・エアコンを作動してください)
・食事、水は毎日交換する
・エサの袋が破れていないか、フタを閉めているかチェックする
(保管中の食事もカビることがるので、できれば密閉容器に入れ替える)
【できれば対策を】
・水槽、衣装ケースから通気性の良い金網ケージに住居を変える
・除湿機、エアコンで定期的に部屋の除湿をする
■食事
生野菜などは傷みやすくなってくるので
・夜与えたものは朝捨てる
・朝与えたものは夜捨てる
ようにして下さい。
ペレット、タネ類などは湿気からカビを発生させることがあります。
特にタネ類のカビは発ガン性がありますので、保管に注意してください。
(密閉容器に入れる、乾燥剤を入れる)
夏〜秋へ
■温度管理
暑さがひと段落してくると、24時間クーラーつけっ放しもしなくて済みます。
『冬〜春』と同じように、朝・夜の寒暖の差が激しい時期でもあります。
日中だけでなく深夜・早朝の気温にも気を配って下さい。
また、台風などで雨が続く場合もあります。
部屋の湿度も必要以上高くならにように注意しましょう。
■食事
暑い夏を乗り切ったばかりですので、急激なダイエットは避けて下さい。
涼しくなってくると食欲も旺盛になってくるので
ちょっと多めに用意しても良いくらいです。
また色んな果物が手に入りやすくなってくる時期でもあります。
生の果物は水分・糖分が多いので、下痢を起こしたり太りやすくなります。
与えすぎには注意しましょう。
≫ハムスターの食事:栄養成分表:果物
秋〜冬へ
■温度管理
寒くなる地域の場合、一気に室温が下がります。
早めに寒さ対策を準備しておきましょう。
日中の気温を基本に寒さ対策をしてしまうと
急激な気温変化で冬眠をしてしまうこともあります。
部屋を温めるほどではなくても、ハムスター自身で温度調節しやすいよう
床材、巣材を多めに入れてあげると良いです。
■食事
野生のハムスターは冬眠に備え、脂肪分の高い食事を摂るようになります。
飼われているハムスターは冬眠する必要がないので
同じように高脂肪の食事をたくさん摂らせる必要はありません。
逆にダイエットを行いたい場合、寒さが本格化する前に頑張りましょう。
関連ページ