公開日記の怖さ

日記に掲載することの影響力

ブログやHPなどで飼育日記をつける場合

正しい飼い方からかけ離れた内容を公開してはダメ

ということを気にされないことは非常に残念です。

真似をする飼い主が絶対いる
ことを肝に銘じて欲しいと思います。

もしウチの日記で
「晩御飯のおかずの刺身をおすそ分けしました♪」と紹介すれば
ほとんどの方は
「与えてはいけないもの与えるなんて最低の飼い主だ」と無視してくれます。

しかし中には
「刺身ってハムスターに与えてもいいんだ」と勘違いする方も出てくる。

「チョコレートをちょっと食べさせた」と紹介すれば
「ちょっとだけなら大丈夫なんだ」と思われるし

「肩に乗せて散歩させています」と紹介すれば
「私もしてみよう」と思われる。

食べ物による体調不良・病気や落下事故なんて想像もされない。

自分の日記やHPを訪問・閲覧する全てが
正しい飼い方をご存知の方ばかりではないのです。

ハムスター関連は比較的年齢の低い方が訪問されることが多いです。

紹介されたこと＝やってもいいこと

と間違って判断されることを絶対に忘れないで下さい。

「手乗り姿がかわいいな」と安易に真似をしたり無理強いした場合
縫うほどの大怪我をする場合もあることをご存知ない方も多いのです。

写真・動画の影響力

ハムスターに限らずペットのブログ・HPには写真が多く掲載されます。

・とにかく誰かに見せたい
・写真がないと訪問者が増えない

ことが理由でしょうし、訪問者も感情移入させやすいからだと思います。

また飼育環境や食事・薬なんて文章より写真の方が参考になるし
保定・投薬シーンも動画の方がより分かりやすいものになります。


それだけ興味をひきつけやすいものになるのですが
「可愛い・面白い・楽しい・和むもの」と
「飼育者として疑問符付くもの」は紙一重です。

掲載する前に十分チェックして欲しいと思います。
場合によっては自分の個人情報を晒すことになるかもしれません。

当たり前になるのが怖い

ネット上に紹介されたことが「標準」になることが多いです。

ウチで紹介した動画を見た方は

「ハムスターは手乗りする」
「腹だしでご飯食べる」
「散歩を楽しむ」

と思う方が多いと思われます。

飼っていない方は

「ハムスターを飼ったらこんなことしてくれるんだ」

と思ってしまうでしょう。

噛むハムスターもたくさんいることを想像もしないでしょうし
散歩なんて必要ないのに「散歩させなきゃ」と思ってしまう。


飼っている方は

「ウチでもやってみよう」

と真似する方が絶対にいる。
そして最悪無理強い（不必要なストレスを与える）をしてしまう。

真似をして下さい、との意味で紹介・公開しているわけではないのですが
「真似をしたい」にすりかわってしまう。

「自分のサイトは飼育サイトではない」と自分で思っていても
訪問者は何かしらの影響を受ける時点で立派な飼育サイトになります。
あなたの飼い方・飼育環境を参考になさるのです。

残念ながらそれだけの影響力があるのです。
それだけに「正しい飼い方」から大きくずれたものは
不特定多数の人間が見ることのできるブログ・HPに紹介する場合
慎重になる必要があります。

検索されないために

自分の好きでやっているのだから、他人にとやかく言われる筋合いは無い

これが正しい反論になるのですが
他人に影響を与える恐れがあることは事実です。

自分のPC内のオフライン日記ならご自由にされて構わないのですが
ネット上に公開するなら公開する内容を選別すべきです。

また自分のサイトを検索されにくくする方法もあります。

文書をロボット式検索エンジンに登録されたくない（All About）
ブログでしたらコメント・トラバを利用しない
外部へのリンク、外部からのリンクをなくしたり
PING送信をしないことで訪問者を減らすことができます。

完全に外部からの訪問者を制限したいのなら、パスワード制限かけることもできます。
そういった対処行った場で「飼い主がよければそれでいい」というような自己責任論を公開してください。

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