ハムスターの繁殖・結婚
管理人は繁殖の経験がありません。
ですので一般論しか紹介できません。
心構え・注意点・参考サイトさまの紹介をさせていただきます。
■ねずみ算
一度の出産で3〜10、多い時で15匹以上も生みます。
出産後、育児放棄などで減る(死亡する)場合もあります。
■異種交配は絶対にさせない
●ゴールデンハムスター
▲ジャンガリアンハムスター・キャンベルハムスター
■ロボロフスキーハムスター
●・▲・■、これらは完全に種類の違う動物です。
人間と猿で子供ができないのと同じで
別の種類での結婚(繁殖)は絶対にさせないで下さい。
生まれた子供だけでなく、母ハムまで死亡する例もあります。
ジャンガリアンとキャンベルの交配は可能ですが
流産・死産の確率がとても高くなります。
最悪母ハムまで死亡する例もありますので止めましょう。
ジャンガリアン×キャンベルの子供は「ハイブリッド」と呼ばれます。
ジャンガリアンでもない
キャンベルでもない
全く別の雑種ハムスターです。
ブリーダー側で危険を承知でわざと交配させる場合もあります。
ペット店で明らかに純粋なジャンガリアンでは見られない毛色の子が売られていたりしますが、この雑種になります。
素人である繁殖者が行うと
母子ともに失う悲しいリスクが高すぎます。
また障害を持つ血筋を残すことになります。
絶対に止めてください。
また危険交配も避けましょう。
親と子供を交配させるなどの近親交配では
奇形児が生まれたり、病気がちな子が生まれやすくなるといわれています。
また、ジャンガリアンのパール同士やプディング同士の交配でも
出産に失敗したり、病気がちな子が生まれやすくなるといわれています。
下記のサイトさまで詳しく紹介されています。
ぷりぷりハムちゅ♪(Let's Breeding!→避けた方がよい組み合わせ)
hamster breeders guide(繁殖についての危険事項)
■病歴のあるハムスターは繁殖させない
特に母親の体調が良くない時に繁殖させないで下さい。
出産はかなり体力を奪いますので最悪出産後亡くなる恐れがあります。
結婚させるハムスター(オス・メスとも)に病歴がある場合
子供も同じ病気を発症する確率が高くなりますので避けましょう。
子ハムは母ハムの糞を食べて育ちます。
母ハムが慢性的な軟便の場合、糞の中の寄生虫を食べて育った子達は
育児中に死亡したり、成長後も下痢・軟便を発症しやすい体質になります。
繁殖する前に健康診断兼ねて糞便検査することをおすすめします。
特に里子に出すことを決めている場合
里親様に高い確率で病気を発症する子を引き渡すことになります。
最悪短命で悲しむ結果になるので、病歴のあるハムスターの交配は避けてください。
■繁殖の年齢
生後2,3ヶ月〜1歳ぐらいまでが健康的な繁殖年齢となります(メス:母親)
高齢出産は死亡のリスクが高くなるので避けてください。
オスは1歳半くらいまでは可能のようです。
■繁殖の時期
春・秋がベターです。
夏・冬に繁殖させる場合、室温管理が難しいためトラブルを覚悟してください。
■いきなり同居させない
オス・メスの相性を見るために住居を隣同士に置いて1週間ほど様子を見ます。
見知らぬ同士いきなり同居させると、死に至るケンカを始めることがあります。
(特にゴールデンは注意)
広い衣装ケースやサークルで区切った場所などでお見合いさせると
万が一ケンカが始まってもすぐに引き離すことができます。
その際は思いっきり噛まれることは覚悟しておきましょう。
■メスの住居にオスを入れない
交尾させる時はオスの住居(テリトリー)にメスを入れて下さい。
逆にするとメスはオスを激しく攻撃する場合が多いです。
■子育ては母親だけ
当たり前のことですが、マンガや古い飼育本に「父親も育児する」と紹介してあるものがあったので、注意を促しておきます。
交尾後もオスを同居させてしまうと、母親は育児放棄をしたり
最悪連続出産ということもあります。
交尾確認後はすみやかに別居させてください。
発情、交尾、妊娠中・育児中の環境・食事・お世話、離乳など
他にも注意すべきことはたくさんあります。
必ず飼育本で十分勉強した上で繁殖させてください。
子育て中の一番悲しい事故が「子食い」です。
・子供が病弱だった
・子供の成長が遅かった
・母ハムの食事の栄養バランスが悪かった
・母ハムにストレスがあった
・住環境に問題があった(巣箱がない・騒がしい等)
・育児中の子ハムを人間が触った(臭いがついた)
原因は他にもいろいろあります。
エサも十分に与え、育児住居を静かな環境に置いて
最低限のお世話だけにとどめていても起こりえます。
母ハムが「このまま(子)では子育てできない」と判断すると
育児放棄をしたり、死んでしまった・弱った子を食べることがあります。
ハムスターはそういう動物(自然の摂理)だと理解してあげてください。
子供を食べてしまった母ハムを「気持ち悪い」なんて決して思わないで下さい。
繁殖(育児)はそれほど大変で、かつ繊細で
命を賭けた大仕事なのです。
飼育放棄した場合は、母ハムに代わってあなたが育てる「人工保育」で子ハムたちを育てることも可能です。
が、かなり難しい・厳しい状況になります。
このページの下方で人工保育を経験されたサイトさまを紹介しています。
最低限上記の知識を持った上で、飼育本なりHPなどで勉強してください。
母親ハムスターは自分の命を懸けて子供を生み、育てます。
飼い主が繁殖・結婚に対して何の知識も持たないまま
安易に子供を生ませようとするのは絶対にやめて下さい。
飼育本を持たずして繁殖させるなんて
最低の飼い主だと言わせていただきます。
ハムスターはおもちゃではありません。
あなたと同じ命ある動物です。
そして
繁殖させるのなら
生まれた子全てを育てる覚悟で繁殖させてください。
ハムスターは複数同居させて飼う動物ではありません。
8匹生まれたら両親とあわせて10匹分の住居・食事が必要です。
子供が増えた分、通院費などお金が今まで以上にかかります。
面倒を見る・お世話する手間も何倍も負担になります。
そのことをちゃんと覚悟した上で繁殖させてください。
ハムスターに繁殖させた場合
あなたには全ての子ハムをお世話する責任を負うことになります。
「生まれてからなんとかなるさ」
とても責任ある飼い主とはいえません。
ある意味、今居るハムスターの命さえ軽んじている恐れがあります。
自分の生死かけて新しい命を育む母ハムが不憫です。
「ありゃ、生まれちゃったよ困ったな。里子に出そう」
それを口減らしというのです。
自分で飼育できないから他人におしつける方法です。
飼育知識に乏しい方が安易に里親募集に走る姿です。
(飼育経験豊富でも同レベルです)
残念ながらこういった飼い主さまがいる限り
安易にハムスターを譲る行為が続く為
・他の動物(ヘビなど)のエサのために里親募集する
・虐待のために里親募集する
ことが起き続けてしまうのではないかと思います。
ペット店が生まれた子ハムスターを引き取ることもあります。
(無償譲渡でないとお店もあなたも法律で罰せられることがあります)
しかし、ペット店に引き渡したハムスターをペット店がどう処分しようと口は出せません。
そのまま「ハムスター生体」として売ることもありますが
他動物(爬虫類・両生類・猛禽類)のエサにするところもあるそうです。
自分で育てることができないならば、計画的に繁殖させてください。
前もって兄弟・知り合いで飼育できる方を確保しておきましょう。
ネットで里親募集したからといって100%決まるわけではありません。
上記のようなトラブルもあります。
母ハムが命がけで生んで育てた命
その重みを十分理解できる方のみ繁殖させてください
飼育本でも広く・浅くしか知ることのできない項目が「繁殖」です。
病気・闘病と同じくある程度経験がないと判断できないところもあり
トラブルも多く難しい項目です。
実体験から繁殖について紹介されているサイトさまで
詳しく知ることができるので紹介させていただきます。
• ぷりぷりハムちゅ♪
└「Let's Breeding!」の「繁殖の手引き」にハムスターの繁殖について詳しく紹介されています。
• はむぅの館
└人工保育レポートを紹介されてます。
• Chubee別館
└人工保育レポートを紹介されてます。
まずお互いに立場を勘違いして欲しくありません。
元親 > 里親 譲る方が偉い
元親 < 里親 譲られる方が偉い
ではありません。
元親 = 里親 お互いの立場は同じ
の関係です。
「ハムスターを譲ってあげるのに・・」
「育てられない子を引き取ってやるのに・・」
と相手を見下した募集・応募は行わないで下さい。
元親側は募集をかけるなら
「育てる余裕が無い」ことを素直に認めて下さい。
認めたくないなら何故繁殖させたのですか?
募集相手を見下すくらいなら自分で育ててあげてください。
応募する側は
「大切な命を預かる」責任と覚悟を忘れないで下さい。
大事に育んだ命をどんな思いであなたに託すか
知ろう、酌もうと努力してください。
お互いが納得いくまでコミュニケーションをとる必要があります。
それが面倒なら募集・応募はするべきではありません。
■ハムスターの情報を開示する
親の種類、年齢は必ず募集文に掲載してください。
万が一、病歴のあるハムスターを交配させてしまった場合
その事実を里親側に告げぬまま引き渡すのは最悪です。
繁殖前は病歴はなかったが、子ハム引渡し後に先天性の疾患や
感染の恐れがある疾患があった場合も里親側に伝えてください。
デメリットもしっかり伝えて下さい。
病歴が分かっていれば予防することも可能ですし
発症してからあわてなくて済みます。
元親・里親双方で病気治療の情報を共有できれば
お互い心強いですし、改善への道が開きやすくなります。
病歴があるハムスターを引き取る方は少ないと思いますが
「病気にかからないハムスターの方が少ない」のは事実ですし
「それでもお迎えしたい」里親さまもいらっしゃると思います。
ただ繁殖する前に病歴があると分かっていながら交配させた場合
あなた自身、命に対するモラルの低さは認めてください。
応募された方の質問には誠心誠意答えて下さい。
・両親のお迎え先
・性格(慣れているor噛み癖がある)
・病歴(治療方法・通院歴・完治or闘病中)
・ハイブリッド血筋の有無
など、自分の知る限りの親ハムの情報は開示して下さい。
特に「人工保育で育てた」など
子育て中に発生したトラブルも募集文に掲載してください。
子ハムの健康状態の判断材料になります。
繁殖への責任感
両親(交配させたハムスター)への誇り
があれば、情報開示にためらいなんてないはずです。
■トラブルを予想する
「発送してくれと頼まれた」
「いきなり連絡がとれなくなった」
「当日応募者が来なかった」
「手ぶらで引き取りにこられた」
「引渡し後、一切連絡がつかない」
「偽名・偽住所で応募された」
もっと他にもたくさんのトラブル例があると思われます。
一番悲惨な例が
里子がエサとなることでしょう。
業者やマウスを捕食する動物の飼育者からの応募もあるそうです。
「大切に飼ってくれるんだ」と引き渡した子が
実はエサになっていたなんて悔やみきれません。
「そんな例はまれだ」と油断すると、しっかり巻き込まれます。
そういったトラブルを避けるために、安易な募集は避けるべきです。
• 最低限の連絡先(名前・電話番号・メールアドレス)をお互いに交わしておく
できればフリーメールでなく、個人を特定しやすいプロバイダメールのアドレスを伺って下さい。
応募相手がこの情報すら伝えない・渋る・虚偽情報を教える場合
きっぱり断って下さい。
連絡先が分かれば当日の交通トラブル時にも対応できます。
但し、「相手先に細かく連絡先を聞いておきながら自分は教えない」では
相手側に信用されません。
• 募集時に条件をつける
・年齢制限、飼育歴制限をかける
・飼育環境を予め伺っておく
・引渡し後に成長を知りたいので定期的に写真を送ってもらう
・誓約書を交す(前もってメールで内容を送って、当日捺印してもらう)
細かすぎると嫌がられる場合もあり、募集が少なくなるかもしれません。
「そこまでしても欲しい」との里親さまを望む代わりに
里親が決まらない子も出ることを覚悟してください。
誓約書についてはハムエッグさま(里親・里子・お見合い→誓約書)が記載例を紹介されています。
■できればの配慮
新しく里親になる方に
・今まで使用していた床材、住環境
・今まで食べさせていたもの(ペレット)
を伝えてあげてください。
もちろん里親さま側で用意されているとは思いますが
引渡し前にお伝えしておけば用意する参考になると思います。
■お断り
断る場合には応募申し込みされた方に必ず連絡してあげてください。
募集を行う上での最低限のマナーです。
里親募集の掲示板を利用して、全て引き渡し先が決まっているのに
掲示板の内容を訂正・終了させていないために応募がある場合もありえます。
すみやかに情報を訂正しましょう。
■見守る
里子に出したハムスターは引き渡した時点で里親さまのハムスターです。
飼育については里親さまに全てお任せしてください。
元親さまのハムスターが生み育て、お世話してきたため
思い入れが強いのも十分理解できます。
里親さまへ全てお任せするつもりで募集されたはずです。
引渡し後に色々強制することは止めてあげてください。
(虐待など特別な理由があれば別です)
住環境はああしてほしい
食生活についてはこうしてほしい
アドバイスまでは良いですが
強制したいのなら何故あなた自身で飼うことをしなかったのですか?
「育てる余裕が無い」のに繁殖させた責任を
強制をもって押し付けることは止めてください。
「育てる余裕があるけど」繁殖したと言うのなら
前もって強制する旨を応募文に掲載してください。
里親側に前もって知らせておくべきです。
命を預けることは自分が育てるよりも気を使います。
里親側もお世話頑張るつもりでお迎えしているはずです。
そっと見守ってあげて下さい。
関連ページ
ですので一般論しか紹介できません。
心構え・注意点・参考サイトさまの紹介をさせていただきます。
繁殖・結婚の最低限の知識
■ねずみ算
一度の出産で3〜10、多い時で15匹以上も生みます。
出産後、育児放棄などで減る(死亡する)場合もあります。
■異種交配は絶対にさせない
●ゴールデンハムスター
▲ジャンガリアンハムスター・キャンベルハムスター
■ロボロフスキーハムスター
●・▲・■、これらは完全に種類の違う動物です。
人間と猿で子供ができないのと同じで
別の種類での結婚(繁殖)は絶対にさせないで下さい。
生まれた子供だけでなく、母ハムまで死亡する例もあります。
ジャンガリアンとキャンベルの交配は可能ですが
流産・死産の確率がとても高くなります。
最悪母ハムまで死亡する例もありますので止めましょう。
ジャンガリアン×キャンベルの子供は「ハイブリッド」と呼ばれます。
ジャンガリアンでもない
キャンベルでもない
全く別の雑種ハムスターです。
ブリーダー側で危険を承知でわざと交配させる場合もあります。
ペット店で明らかに純粋なジャンガリアンでは見られない毛色の子が売られていたりしますが、この雑種になります。
素人である繁殖者が行うと
母子ともに失う悲しいリスクが高すぎます。
また障害を持つ血筋を残すことになります。
絶対に止めてください。
また危険交配も避けましょう。
親と子供を交配させるなどの近親交配では
奇形児が生まれたり、病気がちな子が生まれやすくなるといわれています。
また、ジャンガリアンのパール同士やプディング同士の交配でも
出産に失敗したり、病気がちな子が生まれやすくなるといわれています。
下記のサイトさまで詳しく紹介されています。
ぷりぷりハムちゅ♪(Let's Breeding!→避けた方がよい組み合わせ)
hamster breeders guide(繁殖についての危険事項)
■病歴のあるハムスターは繁殖させない
特に母親の体調が良くない時に繁殖させないで下さい。
出産はかなり体力を奪いますので最悪出産後亡くなる恐れがあります。
結婚させるハムスター(オス・メスとも)に病歴がある場合
子供も同じ病気を発症する確率が高くなりますので避けましょう。
子ハムは母ハムの糞を食べて育ちます。
母ハムが慢性的な軟便の場合、糞の中の寄生虫を食べて育った子達は
育児中に死亡したり、成長後も下痢・軟便を発症しやすい体質になります。
繁殖する前に健康診断兼ねて糞便検査することをおすすめします。
特に里子に出すことを決めている場合
里親様に高い確率で病気を発症する子を引き渡すことになります。
最悪短命で悲しむ結果になるので、病歴のあるハムスターの交配は避けてください。
■繁殖の年齢
生後2,3ヶ月〜1歳ぐらいまでが健康的な繁殖年齢となります(メス:母親)
高齢出産は死亡のリスクが高くなるので避けてください。
オスは1歳半くらいまでは可能のようです。
■繁殖の時期
春・秋がベターです。
夏・冬に繁殖させる場合、室温管理が難しいためトラブルを覚悟してください。
■いきなり同居させない
オス・メスの相性を見るために住居を隣同士に置いて1週間ほど様子を見ます。
見知らぬ同士いきなり同居させると、死に至るケンカを始めることがあります。
(特にゴールデンは注意)
広い衣装ケースやサークルで区切った場所などでお見合いさせると
万が一ケンカが始まってもすぐに引き離すことができます。
その際は思いっきり噛まれることは覚悟しておきましょう。
■メスの住居にオスを入れない
交尾させる時はオスの住居(テリトリー)にメスを入れて下さい。
逆にするとメスはオスを激しく攻撃する場合が多いです。
■子育ては母親だけ
当たり前のことですが、マンガや古い飼育本に「父親も育児する」と紹介してあるものがあったので、注意を促しておきます。
交尾後もオスを同居させてしまうと、母親は育児放棄をしたり
最悪連続出産ということもあります。
交尾確認後はすみやかに別居させてください。
発情、交尾、妊娠中・育児中の環境・食事・お世話、離乳など
他にも注意すべきことはたくさんあります。
必ず飼育本で十分勉強した上で繁殖させてください。
子食い・育児放棄
子育て中の一番悲しい事故が「子食い」です。
・子供が病弱だった
・子供の成長が遅かった
・母ハムの食事の栄養バランスが悪かった
・母ハムにストレスがあった
・住環境に問題があった(巣箱がない・騒がしい等)
・育児中の子ハムを人間が触った(臭いがついた)
原因は他にもいろいろあります。
エサも十分に与え、育児住居を静かな環境に置いて
最低限のお世話だけにとどめていても起こりえます。
母ハムが「このまま(子)では子育てできない」と判断すると
育児放棄をしたり、死んでしまった・弱った子を食べることがあります。
ハムスターはそういう動物(自然の摂理)だと理解してあげてください。
子供を食べてしまった母ハムを「気持ち悪い」なんて決して思わないで下さい。
繁殖(育児)はそれほど大変で、かつ繊細で
命を賭けた大仕事なのです。
飼育放棄した場合は、母ハムに代わってあなたが育てる「人工保育」で子ハムたちを育てることも可能です。
が、かなり難しい・厳しい状況になります。
このページの下方で人工保育を経験されたサイトさまを紹介しています。
繁殖・結婚の責任と覚悟
最低限上記の知識を持った上で、飼育本なりHPなどで勉強してください。
母親ハムスターは自分の命を懸けて子供を生み、育てます。
飼い主が繁殖・結婚に対して何の知識も持たないまま
安易に子供を生ませようとするのは絶対にやめて下さい。
飼育本を持たずして繁殖させるなんて
最低の飼い主だと言わせていただきます。
ハムスターはおもちゃではありません。
あなたと同じ命ある動物です。
そして
繁殖させるのなら
生まれた子全てを育てる覚悟で繁殖させてください。
ハムスターは複数同居させて飼う動物ではありません。
8匹生まれたら両親とあわせて10匹分の住居・食事が必要です。
子供が増えた分、通院費などお金が今まで以上にかかります。
面倒を見る・お世話する手間も何倍も負担になります。
そのことをちゃんと覚悟した上で繁殖させてください。
ハムスターに繁殖させた場合
あなたには全ての子ハムをお世話する責任を負うことになります。
「生まれてからなんとかなるさ」
とても責任ある飼い主とはいえません。
ある意味、今居るハムスターの命さえ軽んじている恐れがあります。
自分の生死かけて新しい命を育む母ハムが不憫です。
「ありゃ、生まれちゃったよ困ったな。里子に出そう」
それを口減らしというのです。
自分で飼育できないから他人におしつける方法です。
飼育知識に乏しい方が安易に里親募集に走る姿です。
(飼育経験豊富でも同レベルです)
残念ながらこういった飼い主さまがいる限り
安易にハムスターを譲る行為が続く為
・他の動物(ヘビなど)のエサのために里親募集する
・虐待のために里親募集する
ことが起き続けてしまうのではないかと思います。
ペット店が生まれた子ハムスターを引き取ることもあります。
(無償譲渡でないとお店もあなたも法律で罰せられることがあります)
しかし、ペット店に引き渡したハムスターをペット店がどう処分しようと口は出せません。
そのまま「ハムスター生体」として売ることもありますが
他動物(爬虫類・両生類・猛禽類)のエサにするところもあるそうです。
自分で育てることができないならば、計画的に繁殖させてください。
前もって兄弟・知り合いで飼育できる方を確保しておきましょう。
ネットで里親募集したからといって100%決まるわけではありません。
上記のようなトラブルもあります。
母ハムが命がけで生んで育てた命
その重みを十分理解できる方のみ繁殖させてください
繁殖・子育ての参考サイトさま
飼育本でも広く・浅くしか知ることのできない項目が「繁殖」です。
病気・闘病と同じくある程度経験がないと判断できないところもあり
トラブルも多く難しい項目です。
実体験から繁殖について紹介されているサイトさまで
詳しく知ることができるので紹介させていただきます。
• ぷりぷりハムちゅ♪
└「Let's Breeding!」の「繁殖の手引き」にハムスターの繁殖について詳しく紹介されています。
• はむぅの館
└人工保育レポートを紹介されてます。
• Chubee別館
└人工保育レポートを紹介されてます。
里子に出す
まずお互いに立場を勘違いして欲しくありません。
元親 > 里親 譲る方が偉い
元親 < 里親 譲られる方が偉い
ではありません。
元親 = 里親 お互いの立場は同じ
の関係です。
「ハムスターを譲ってあげるのに・・」
「育てられない子を引き取ってやるのに・・」
と相手を見下した募集・応募は行わないで下さい。
元親側は募集をかけるなら
「育てる余裕が無い」ことを素直に認めて下さい。
認めたくないなら何故繁殖させたのですか?
募集相手を見下すくらいなら自分で育ててあげてください。
応募する側は
「大切な命を預かる」責任と覚悟を忘れないで下さい。
大事に育んだ命をどんな思いであなたに託すか
知ろう、酌もうと努力してください。
お互いが納得いくまでコミュニケーションをとる必要があります。
それが面倒なら募集・応募はするべきではありません。
■ハムスターの情報を開示する
親の種類、年齢は必ず募集文に掲載してください。
万が一、病歴のあるハムスターを交配させてしまった場合
その事実を里親側に告げぬまま引き渡すのは最悪です。
繁殖前は病歴はなかったが、子ハム引渡し後に先天性の疾患や
感染の恐れがある疾患があった場合も里親側に伝えてください。
デメリットもしっかり伝えて下さい。
病歴が分かっていれば予防することも可能ですし
発症してからあわてなくて済みます。
元親・里親双方で病気治療の情報を共有できれば
お互い心強いですし、改善への道が開きやすくなります。
病歴があるハムスターを引き取る方は少ないと思いますが
「病気にかからないハムスターの方が少ない」のは事実ですし
「それでもお迎えしたい」里親さまもいらっしゃると思います。
ただ繁殖する前に病歴があると分かっていながら交配させた場合
あなた自身、命に対するモラルの低さは認めてください。
応募された方の質問には誠心誠意答えて下さい。
・両親のお迎え先
・性格(慣れているor噛み癖がある)
・病歴(治療方法・通院歴・完治or闘病中)
・ハイブリッド血筋の有無
など、自分の知る限りの親ハムの情報は開示して下さい。
特に「人工保育で育てた」など
子育て中に発生したトラブルも募集文に掲載してください。
子ハムの健康状態の判断材料になります。
繁殖への責任感
両親(交配させたハムスター)への誇り
があれば、情報開示にためらいなんてないはずです。
■トラブルを予想する
「発送してくれと頼まれた」
「いきなり連絡がとれなくなった」
「当日応募者が来なかった」
「手ぶらで引き取りにこられた」
「引渡し後、一切連絡がつかない」
「偽名・偽住所で応募された」
もっと他にもたくさんのトラブル例があると思われます。
一番悲惨な例が
里子がエサとなることでしょう。
業者やマウスを捕食する動物の飼育者からの応募もあるそうです。
「大切に飼ってくれるんだ」と引き渡した子が
実はエサになっていたなんて悔やみきれません。
「そんな例はまれだ」と油断すると、しっかり巻き込まれます。
そういったトラブルを避けるために、安易な募集は避けるべきです。
• 最低限の連絡先(名前・電話番号・メールアドレス)をお互いに交わしておく
できればフリーメールでなく、個人を特定しやすいプロバイダメールのアドレスを伺って下さい。
応募相手がこの情報すら伝えない・渋る・虚偽情報を教える場合
きっぱり断って下さい。
連絡先が分かれば当日の交通トラブル時にも対応できます。
但し、「相手先に細かく連絡先を聞いておきながら自分は教えない」では
相手側に信用されません。
• 募集時に条件をつける
・年齢制限、飼育歴制限をかける
・飼育環境を予め伺っておく
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・誓約書を交す(前もってメールで内容を送って、当日捺印してもらう)
細かすぎると嫌がられる場合もあり、募集が少なくなるかもしれません。
「そこまでしても欲しい」との里親さまを望む代わりに
里親が決まらない子も出ることを覚悟してください。
誓約書についてはハムエッグさま(里親・里子・お見合い→誓約書)が記載例を紹介されています。
里親の気持ち
■できればの配慮
新しく里親になる方に
・今まで使用していた床材、住環境
・今まで食べさせていたもの(ペレット)
を伝えてあげてください。
もちろん里親さま側で用意されているとは思いますが
引渡し前にお伝えしておけば用意する参考になると思います。
■お断り
断る場合には応募申し込みされた方に必ず連絡してあげてください。
募集を行う上での最低限のマナーです。
里親募集の掲示板を利用して、全て引き渡し先が決まっているのに
掲示板の内容を訂正・終了させていないために応募がある場合もありえます。
すみやかに情報を訂正しましょう。
■見守る
里子に出したハムスターは引き渡した時点で里親さまのハムスターです。
飼育については里親さまに全てお任せしてください。
元親さまのハムスターが生み育て、お世話してきたため
思い入れが強いのも十分理解できます。
里親さまへ全てお任せするつもりで募集されたはずです。
引渡し後に色々強制することは止めてあげてください。
(虐待など特別な理由があれば別です)
住環境はああしてほしい
食生活についてはこうしてほしい
アドバイスまでは良いですが
強制したいのなら何故あなた自身で飼うことをしなかったのですか?
「育てる余裕が無い」のに繁殖させた責任を
強制をもって押し付けることは止めてください。
「育てる余裕があるけど」繁殖したと言うのなら
前もって強制する旨を応募文に掲載してください。
里親側に前もって知らせておくべきです。
命を預けることは自分が育てるよりも気を使います。
里親側もお世話頑張るつもりでお迎えしているはずです。
そっと見守ってあげて下さい。
関連ページ
ハムスターの里親里子─里親になりたい方へ