エサ・食事
危険な食事
■タネ類はあくまでおやつ
ハムスターを健康的に長生きさせたかったら
ペレット中心の食事をさせて下さい。
間違ってもタネ類中心の食生活はさせないでください。
≫ハムスターのエサはヒマワリの種?
■ミックスタイプは要注意
ペレットや穀類・タネ類が一緒の袋に入ったタイプのものは
ハムスターは自分の好きなものしか食べません。
タネ類・穀類を食べきった後、仕方なくペレットをかじります。
タネ類・穀類で満腹になれば、ペレットは食べません。
ということは、タネ類中心の食事生活と一緒ですね。
安く手に入れることができますが、使い方を間違えると
太って病気がちのハムに成長する恐れがあります。
■賞味期限・栄養成分の載っていないものは止める
あなただって賞味期限切れで何が入っているか分からないハンバーグを
喜んで食べないでしょう。
食べたものの影響がすぐに健康状態として現れます。
賞味期限内で栄養成分の掲載されているものにしましょう。
(特にペレット)
■おやつペレットは主食にしない
加工されているもの=ペレットではありません。
ペレットと間違えそうなお菓子も市販されています。
必要な栄養成分の数値を大きく外れるものは、お菓子と思ってください。
ペレットの比較
(1)とりあえず安く手に入るもの
(2)健康を考えたもの
に分かれます。
何を食べさせたいかは飼い主の嗜好によります。
お金がかかるのはイヤ、という方はお安いものを
少しでも健康に役立てたい、という方はお高いものを選ぶことになります。
一概にどれがいい、どれが悪いとは言えませんし
何よりハムスターが食べてくれなくては困りモノです。
飼い主が食べさせたいと思っても、ハムが食べてくれない場合もあります。
結局何種類も購入するハメになるのではないでしょうか?
ペレットは体重の10%ほどを毎日与えるとよいとされています。
ですので、ジャンガリアン・キャンベル(平均体重40g)なら120g/一ヶ月ほど。
ゴールデン(平均体重120g)なら360g/一ヶ月ほど食べることになります。
安く手に入るタイプ
値段の割りに量が多く入っているもの。
割安感ありますが、購入後食べてくれなかったら大変です。
マウス・ラット・ハムスター用MF(500g)
メーカー:オリエンタル
粗たんぱく質23% 粗脂肪5.1% 粗繊維3.2%
ペット店では入手しにくいです。
1粒3gとかなり大きいのでドワーフは割らないと食べにくいかも。
固いので過長歯防止対策になります。
ハムスターフード(1kg)
メーカー:ニッパイ
粗たんぱく質23% 粗脂肪3% 粗繊維5%
上記オリエンタルペレットとほぼ同じ大きさで
ドワーフが1個かじるのはなかなか根性が要ります。
食欲旺盛な子向きかもしれません。
ハムスターソフトフード(600g)
メーカー:ニッパイ
粗たんぱく質24% 粗脂肪3% 粗繊維5%
上記の俵型をひと回り小さく、柔らかくしたものです。
成分はほとんど同じなので、こちらの方が食べやすいかも。
健康を考えたタイプ
薬ではありませんので、目に見えての効果は疑問です。
健康に配慮した成分になっているものです。
■病気に強い体を作る
ハムスターセレクション(400g)
メーカー:イースター
粗たんぱく質16% 粗脂肪6% 粗繊維6%
『アガリスク入り』が魅力的なとっても贅沢なペレット。
脂肪分が高いので、食べ続けると太る傾向があります。
≫管理人コメント
ヘルシープレミアム(250g)
メーカー:ニッパイ
粗たんぱく質18% 粗脂肪4% 粗繊維12%
『ウコン・DHA入り』が魅力的なとっても贅沢なペレット。
脂肪分も低く、繊維質も高いのでダイエットにも効果的。
≫管理人コメント
■ダイエットさせたいなら
ハムスタープラス(200g)
メーカー:サンコー
粗たんぱく質18% 粗脂肪5% 粗繊維6.5%
『ダイエット・メンテナンス』のサブタイトルにあるとおり
ハムスターのダイエットを考えて商品化されたもの。
かなり小粒なペレットです。
≫管理人コメント
マウス・ラット・ハムスター用CR-LPF(500g)
メーカー:オリエンタル
粗たんぱく質16.8% 粗脂肪4.8% 粗繊維5.0%
『MF』のダイエット版。
実験動物用で長期飼育用ペレットとして使われています。
こちらもペット店では入手しにくいです。
ペレットの与え方
■年齢に応じて
生後1ヶ月〜3ヶ月(成長期)は高たんぱくなもの
生後半年〜1年は粗たんぱく・粗脂肪が低めのもの
生後1年〜は健康に留意したもの
などがいいかもしれませんね。
あくまでハムスターの嗜好が全てですので
全く食べないペレットを与えても仕方がありません。
(タネ類与えすぎてペレット食べないのは意味が違います)
■ペレットの切り替え時に注意
食べさせたいペレットを替えたい場合
いきなり食事内容全て替えてしまうと食べてくれないことがあります。
以前食べていたペレットを交えながら新しいペレットを徐々に増やしていく
方法がベターだと思われます。
■保存方法
チャック式のものでも袋に穴が開いてしまう場合があります。
タッパや瓶などの密閉容器に移し替えて、乾燥剤を入れて保管してください。
その際、賞味期限の記載されている袋などは残しておくとよいでしょう。
■緊急時に
食事をとらなくなった時は、普段食べているペレットを
水でふやかすと臭いが増して食欲を刺激することがあるそうです。
■欠け歯・老齢期に
固いものが食べられない時は、ペンチで砕いて小さくしたり
すりこぎで粉状にすると口にしてくれることがあります。
ペットミルクやタネ類などもすり潰して混ぜると食べやすいかもしれません。