「三十路の串カツ（串の坊）」

海老紫蘇巻きから始まって

次々に串を空けていく。


ネギと野菜スティックは食べ放題。

串、ネギ、串、キャベツ、串、大根、串、ネギ、串、キュウリ・・・

串の回転が遅くなると

ネギ、串、キュウリ、ネギ、大根、ネギ、串、ネギ、キャベツ、ネギ・・・

ネギが主役に躍り出る。


お目当ての蟹キス巻きが来る。

包んであるアルミホイルを外してポン酢でいただく。

他のほとんどの串は塩でいただく。


でっかい車海老。

長〜いアスパラ。

開店同時に入った他のグループよりどんどん串が進む。


以前たまたま隣席で食べていた京●政樹は「飲んで飲んで」だった。

しかし訪れるたびに私達は「食って食って」に専念する。


お品書きとにらめっこしながら「あと何本だ」と計算しつつ

揚げたての串をどんどん空けていく。


銀杏、うずらの卵、こんにゃくで二人とも「ストップお願いします」

残念、全品制覇（約４０串弱）は達成できませんでした。


若い頃は余裕で一周して

さらにお気に入りのネタを２〜３品たいらげて店を出ていたのに。

年をとるってやーね。


口の中はネギ臭くなり

財布の中は軽くなって家路につく。

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