「ピーマンとハムスター」

ピーマンが子供に嫌われる最大の理由は「苦味」

この苦味はナス科の植物に含まれるアルカロイド（毒にも薬にもなる苦味・渋み成分）のせい。

トマトの葉や茎、未成熟の青い実に含まれる中毒成分・トマチンや
ジャガイモの芽や皮層に含まれる中毒成分・ソラニンと同類の成分。

人間ですら死ぬことがあるジャガイモのソラニンほど毒性は強くはないものの
ピーマンにも極微量なりとも同類の中毒成分が含まれています。

さほど問題にならないのはその中毒成分がかなり微量であることと
それを補って余りあるほどのメリット（栄養）があるからなのでしょう。

以前、NHKの某情報番組でマウスに１週間ピーマンを食べさせ続けるという実験を放送したそうです。

苦味のため最初は食べなかったんですが、ちょっとでも食べたらご褒美（砂糖水）を与えることを繰り返し続けたら、１週間後には砂糖水与えずとも食べるようになったそうです。

青ピーマンはまだ成熟する前に収穫した実。
同じナス科のトマトの成熟前の実に中毒物質が含まれること考えたら
個人的には青ピーマンは与えたいとは思えなくなる。

赤ピーマン（成熟したピーマン）の方がビタミンCや糖分が青ピーマンの倍の量含まれるので食べやすそうかも。

NHKの某情報番組のアンケートでも、子供達は青ピーマンで作ったチンジャオロースより赤ピーマンで作った方が食べやすいという結果が出ていた。

また、ピーマンのへたが６角形のものの方が５角形のものより甘みがあり
調理用に切る時は縦に切った方が独特の臭いがグンと減るそうです。

嫌いを直せ！ピーマン（目がテン！）
辛いピーマン？辛くない唐辛子！？（関西生活情報サイト フルルKansai）

■ピーマンの栄養成分（可食部100gあたり）

状態	カロリー	蛋白質	脂質	炭水化物		カルシ ウム	ビタミン			鉄	水分
				食物繊維	糖質		B2	C	E
青（生）	22	0.9	0.2	2.3	2.8	11	0.03	76	0.8	0.4	93.4
赤（生）	30	1.0	0.2	1.6	5.6	7	0.14	170	4.3	0.4	91.1

数字の単位　%　mg

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栄養成分の働きと注意

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