Hamster-Santa
〜マウスポインタを写真に乗せるとハムスターがしゃべる日もあります〜

「感染症からの肺水腫・腹水だった」

ありがとね

1/26夕方に呼吸困難で危篤状態に陥ってから、約3日で快方に向かっている。

元気に走り回っていたのに、たった2,3時間後には半死状態で横たわるほど
ハムスターは病気の進行が早い。

最低でも1,2週間の闘病は覚悟していたのに、数日で回復することもあるほど
ハムスターの生命力は強い。

倒れても、倒れても何度でも立ち直る。
30gしかない小さい体なのにちまは本当に強い子です。

まだ油断はできませんが、呼吸は安定しました。
食欲も回復し、動き回る感じも急変前に戻りつつあります。
ご心配、お気遣い頂きありがとうございました。
今回の急変(呼吸困難)の原因は肺炎か肺水腫
ハッキリとは特定できていません。

呼吸困難にあわせて右耳・右鼻が痙攣し始めたので
「内耳炎あたりからの問題で鼻腔内がふさがり呼吸困難に」とも思ったんですが
神経麻痺に関してはやはり血糖値高いことからの影響が強いとのことでした。
糖尿病による顔・目・耳の神経麻痺(糖尿病性神経障害)に間違いないそうです。

呼吸困難に際してはお腹が急激にぶよぶよと膨らみました。

鼻が詰まったりして鼻呼吸がしにくい場合
口呼吸を上手にできないハムスターはお腹に空気を溜め込むことがあるそうです。
腸に食べ物や異物が詰まっている場合はそこにガスが溜ります。(鼓腸症)
アルファルファや大豆食品を極端に多く摂取した場合は胃に溜ることもあるそうです。

数時間で一気に膨らんだものですから、空気やガスが溜って肺を圧迫していたのか
と思っていたのですが、違いました。

呼吸困難前、最中でもうんちが出ていたので鼓腸症は考えられないとのこと。
鼓腸症なら内臓が膨らむのでお腹を触ると硬く大きくなった臓器がすぐに分かるそう。
(ぶよぶよと膨らむのではなく、気持ち硬めに膨らんでいく)
鼓腸症のフェレットさんが自宅での緊急応急処置として「ガスピタン」を少量投与して
回復した例があるそうです。

普段からひょうたんのような体型のちまが
さらにデコポンのような形にぷよぷよふくらんだのは明らかに水が溜った証拠。

水が溜るといえば腹水・肺水腫になります。

「体の中に水(体液)が溜る」という状況がいまいちピンときませんでした。
しかも「徐々に」ならば分かるんですが、「数時間で急に」などとは思いもしません。

去年まぶ、さんちんを亡くした時、どちらもお腹が思いっきり膨らんでいました。
ほんの数時間でパンパンに膨らみました。
闘病がひと月続いたまぶは1日に2,3回膨らむこともありました。
(その都度利尿剤を投与して事なきを得た)

今回のちまもたった2,3時間でお腹がパンパンになりました。

肺に水が溜る肺水腫、お腹の中(内臓の外)に水が溜る腹水。
短時間で一気に水が溜ることは「あり」でした。

ゴールデンさんで60ccも腹水を抜いた症例があったそうです。
腹水を抜いた次の日にまたパンパンに溜った症例もあったそうです。

肺水腫・腹水の発症原因で多いのは心臓疾患

心臓疾患はレントゲン撮らないとハッキリと特定できない。


血尿が出てからまだ一週間しか経っていない。
まだ潜血反応があるから膀胱もしくは尿道に炎症が残っている。
これが呼吸困難に絡んだ可能性が一番高い。

糖尿発覚後から先生が危険視していた感染症だ。
探したらあった。

敗血症性ショック
敗血症性ショックとは、血液が感染する敗血症によって血圧が危機的なレベルまで低下し、血流量が不足して多くの臓器が機能不全に陥る状態

糖尿病や肝硬変のような慢性疾患がある人も敗血症性ショックを起こすリスクが高くなります。

敗血症性ショックは、免疫システムが感染と闘うためにつくる物質であるサイトカイン(免疫システムのしくみと働き: サイトカインを参照)や、特定の細菌がつくる毒素によって起こります。これらの物質には血管を拡張させる作用があるので、結果的に血圧を下げてしまいます。すると、腎臓や脳など生命維持に欠かせない臓器への血流量も減ってしまいます。体は心拍数を増やし、心臓から送り出す血液の量を増やしますが、それでも血流量の減少を補うことはできません。やがて心臓への負荷と毒素によって心臓が弱り、心拍出量が減少し、重要臓器への血液供給がさらに減少します。血管の壁から体液が組織内に漏れやすくなり、浮腫が起こります。肺にも漏れや浮腫が起こり、呼吸困難が生じます。


感染症から心臓に負担がかかり、肺水腫・腹水を招き呼吸困難に陥った可能性が高い。

ということは
今後も高い確率で発症する可能性があるということ。
膀胱炎・尿道炎闘病中はもちろんのこと、治ったとしても
出血や細菌感染の病気を発症したら今回と同じ急変を覚悟しなくてはならないんだな。

先生が「感染症が一番怖いんですよ」とおっしゃっていたことが
やっと理解できた。

ちまが命落としかけての「やっと」だ。
まだまだ勉強不足だ、頑張っているちまに申し訳ない。

呼吸器の病気は去年イヤというほどまぶから教わったのに・・
まぶにも申し訳ない。

携帯酸素は前もって準備しておけるが、利尿剤ってどれだけ保管きくんだろ。
呼吸困難はひと晩待ってらんないからできれば常備したいな。


尿検査の結果。
糖は相変わらず高いが、ここ一ヶ月はケトンがずっと低い。
合併症の危険性が低いのと肝臓に負担かからないのはありがたいが
ケトン低くなってから「急変→急変→血尿→呼吸困難」と続いた。
ありがたいんだかありがたくないんだか・・

潜血反応はまだ出ていたから泌尿器の炎症は止まっていない。
場所がら治りにくい為、早くて数週間、長ければ数ヶ月を覚悟しているから
今回のようなケースはまだあり得るんだろうな。

元気なうちにしっかり栄養を摂らせておかねば。

■診察料 1470円

再診料:700円
尿検査(試験紙+沈渣):700円

  頑張ろうハムスターブログ 
COMMENTS
こんばんは〜、はむははです。
ほんとうにちまくんは強いね、えらいね。
小さい身体なのにこれだけの強さを見せられると
人間としてぼけぼけと生きていることを恥ずかしく思います。
生命って、偉大だわ。
| はむはは | 2006/01/29 08:54 PM |
こんばんは。
ちまちゃん、快方に向かってるそうでよかったです!
ホントちまちゃんは、がんばり屋さんでエライですね[ぽっ]
見習わなくては…[焦っ]
これからもがんばってね。
早くよくなるように応援してます。。。
| michu | 2006/01/29 09:27 PM |
こんばんは、落花生です。
ここ、2,3日どきどきしながら、裏日記読んでました。
正直、わたしは勝手に覚悟してました(ごめんなさい)。
うちにいたJハムのパールと似た症状だったからです。
ちまちゃんは、さんたさんがそばにいてくれて、本当によかったと思います。

でも、一番偉いのはやっぱりちまちゃんですね。
小さい体で、病気と闘いながら、でも負けない。何度でも何度でも、立ち上がる。

偉いよ、ちまちゃん。きみは本当の意味で強い地球の生き物です。
同じ地球の生き物として、わたしは尊敬するよ。そして頑張ろうね。
| 落花生 | 2006/01/29 10:11 PM |
■はむははさん、ばんちゃ〜[うぃんく]

毎度ながら小さな命からたくさんの勇気をもらってます。
お世話頑張れ、と叱咤されているようにも思います。
すこしでも力添えできるように頑張ります[ぐすん]


■michuさん、ばんちゃ〜[うぃんく]

ハムって体が弱いのか強いのか分からなくなりますが
両方なんでしょうね。
信じられないほどか弱く、信じられないほど底力がある。
純粋に「生きたい」と頑張る姿に本当に頭が下がります[ぐすん]


■落花生さん、ばんちゃ〜[うぃんく]

去年のまぶのことがあったので
状況を冷静に把握できるかな、とも思ったんですが
苦しむ姿を目の前にするとダメですね。
ここ数ヶ月で何度もダメかな、って弱気になりました。
弱気になっちゃダメって分かっているんですが
「頑張れ」より「助けて」ってすがっちゃうんですよね[ぐすん]
| sannta | 2006/01/29 11:37 PM |
こんばんは〜。ああ、よかった[ぐすん]
ちまちゃん、よくがんばったね。
いつもいつも本当にスゴイよ。
小さい体に秘めた強さと、さんたさんご夫婦の愛の力で乗り越えてるんだね。
これからも病気に負けないでがんばって。
| しろ | 2006/01/29 11:51 PM |
しろさん、ばんちゃ〜[うぃんく]

うんうん、本当に頭が下がります。
まだ完全に回復したわけじゃないので全く油断できませんが
普通に呼吸してごはん食べてくれるだけで本当に嬉しいです。
1歳の誕生日お祝いに向けて頑張りますよ[ぷんぷん]
| sannta | 2006/01/30 12:42 AM |

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