「燈花会とペルセウス座流星群」

2005.08.12


大台ケ原への道のりは厳しい。


国道をそれると人工の光が全く無い道を数十キロ走る。

車のヘッドライトを消すと漆黒の闇と化す。

しかも細い急な坂を上っていかねばならない。

車やっと一台通れる道の脇ではがけ崩れがたくさん起こっている。





奈良を出発してかれこれ3時間。


もうそろそろ大台ケ原山頂駐車場に到着するはず。




いくつカーブを曲がっただろう。



四国八十八ケ所巡りの道中はこんな感じなのだろう。






旦:何か光った(;゚Д゚)


道脇の茂みに小さな光が2つ光ったらしい。



お化けはイヤだ、心霊現象も御免だ。



バックミラーを見ると真っ暗で何にも見えない。


後部座席すら見えない。




旦:また光ったァ(;゚Д゚)




もう怖くて目を開けてらんない。


駐車場に到着すれば、数台の車が泊まっているはず。



早く、早く着きたい・・





90度近いカーブをぐるんと回った。




旦:あぁ。。光ってるよォ・・(;゚Д゚)





私は目を開けません。








旦:あれ?シ、シカでした・・・( ̄□ ̄;)



ヘッドライトに照らされた、茶色の物体は

はむはむと何かむしゃっている。




小さな二つの光はこいつらの目だ(´・ω・`)



こんな会話をどこかで聞いたような気がするが

実際に同じ目に遭ってしまった。




大台ケ原は野生シカの宝庫だったことを思い出した。



上には満天の星が楽しめ

前にはシカの目の光が楽しめる




深夜1:00、駐車場に到着すると15台ほどの車が泊まっていた。


皆さまを起こさぬよう、ライトを消して駐車場の端っこに停まる。

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