寒さ対策


ペットのハムスターは冬眠しません。体温が著しく低下した休眠状態(低体温症)を擬似冬眠と表現します。

体温が10℃以下になるので体が冷たくなります。硬直してしまうので手・足を動かそうとしても動かせなくなります。
かすかにゆっくりと鼓動・呼吸をしていますが、目も閉じているのでぱっと見では死んでいるようにしか見えません。

急激な室温低下で起こる低体温症は、室温15℃で発症することもあれば、10℃でも発症しないことがあります。

それでも20℃以下、特に15℃以下になると発症する確率がかなり高くなるので、そこまで冷えないような保温対策が予防として必要になります。
毎日10℃以下になる環境では必ず低体温症や凍死が起こりうると覚悟して下さい。

ひと晩でいきなり室温が大きく下がる場合も発症する確率が高くなります。
「まだ寒くないから」と油断する秋・冬の初めの時期によく起こります。

寝床・住居内で硬直していて、死んだのか擬似冬眠なのか判断できない場合は、体をすぐに温めて様子を見てください。

間違ってもストーブやドライヤーなどで急激に温めることはしないで下さい。(心臓に負担がかかり、そのまま亡くなってしまう事があります)
タオルにくるんであんか・ホットカーペット・カイロの上やこたつの中(中央以外の端のほう)でゆっくりと温めるようにします。

擬似冬眠(低体温症)ならば長くても数時間以内に体の硬直がとけ、呼吸に合わせて体がゆっくり動くようになります。
動く姿が確認できたら蜂蜜を白湯で溶いたものなどを飲ませて体力の回復を図ります。

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--Serene Bach--